日本衛生学会森林医学研究会
The Society of Forest Medicine within the Japanese Society for Hygiene
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森林医学研究会の紹介

代表世話人 李卿

 森林環境はその静かな雰囲気、美しい景色、穏やかな気候、きれいな空気などの要素で古くから人々に好かれている。森林浴は、昭和57年に当時の林野庁の秋山智英長官が提唱し、赤沢で初めての全国大会が開催された。それ以来、徐々に国内に普及してきた。

 しかし、森林の快適性増進効果やセラピー効果については、現状では医学的な解明が不十分であり、客観的かつ科学的な分析とエビデンスに基づく効能の評価と療法メニューの確立が求められている。この背景のもと、農林水産省は平成16年度から3年間の計画で「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」を立ち上げ、各分野の専門家からなる森林浴研究プロジェクトチームを構成し、「森林系環境要素がもたらす人の生理的効果」について科学的に検証するという目的で研究をスタートし、大きな研究成果を挙げてきた。森林医学研究を日本で定着させるために、日本衛生学会で最新研究成果を発表し、森林浴・森林セラピーの効果、森林浴がストレスマネジメント法及び疾病予防法としての可能性について日本衛生学会を通して社会に発信することは非常に重要である。

 以上の背景を踏まえて、2007年3月25日〜28日大阪国際交流センターで開催された第77回日本衛生学会総会(会長:大阪大学大学院医学研究科森本兼曩教授)において森林医学研究に携わっている日本衛生学会の会員と他の関連学会の会員が共同で「森林医学研究会」を発足させた。

事務局

113−8602東京都文京区千駄木1-1-5
日本医科大学付属病院(李卿)
E-mail: qing-li@nms.ac.jp(李卿)

 当日、大学・研究所の研究者、自治体・関連企業の森林セラピー担当者、診療所の医者など約30名が森林医学研究会の発足集会に参加してくれた(写真)。現在登録会員は約50名である。

 森林医学研究会は、森林浴・森林セラピー研究を推進し、森林医学の進歩をはかることを目的とし、林野庁、森林総合研究所、森林セラピー研究会及び他の関連学会と連携して森林医学に関する研究、資料収集、編纂および教育研修などを行う。また本研究会は、森林浴・森林セラピーに興味を持っている企業・大学・自治体等、各分野の方々に森林浴・森林セラピーを議論するプラットホームを提供し、森林浴・森林セラピーを国民に広く宣伝することによって、日本の森林資源を有効に国民の健康維持・増進やリハビリテーションに活用させる狙いもある。このように自然資源をセラピーに活用していくことは、ストレスを抱える多くの人たちへの癒しにもつながる可能性がある。(日本衛生学会 森林医学研究会規則を参照)



最終更新:2008/11/29 07:48 (土)